手術痕がおこす不調

「身体の調子がとにかく悪い」という方が来院されました。「首肩が硬いと言われ、マッサージしてもらったんだけど、体調は良くならない。身体を見てもらえる?」とのことでした。

 

身体は凝っていて、とくに腰が硬くなっています。

全身を診て、ハッとなったのがお腹で、帝王切開の手術痕が引き攣れ、硬くなっていました。これが身体に循環障害を起こしているようです。

 

全身に鍼とお灸をして、お腹を柔らかくし、そして全身を柔らかくしていきました。

 

鍼灸が終わると「うん。身体が楽になった!これなら動けそう。」と喜んでくれました。

 

身体が不調な時は身体のどこかで巡りが阻害されています。

手術痕の硬さや引き攣れが身体の巡りを阻害して、体調不良になっていることもあります。

 

手術痕がある方は普段から手術痕を温めたり、手で触れたりさすったりすることで、手術痕の観察とケアをすると良いかもしれません。

そして、手術痕が硬く、体調が悪いと感じた時は鍼灸に来て下さい。