歩けないほどのぎっくり腰と側弯症
ぎっくり腰で歩けない方が来院されました。半年に1回、痛くて全く動けない激しいぎっくり腰を起こすようになって10年が過ぎているそうです。
1回目の鍼灸の施術後にかなり楽になり、何とか歩いて帰宅できました。これをきっかけに本格的に「身体を治すぞ!」と決めて通院して下さいました。
座った状態で背中を観察すると、背中は左側が膨らんでいて、背骨の棘突起が見えませんでした。背骨の棘突起は体表から触れられる骨ですが、背中が膨らんでいて触れることが出来ませんでした。
施術後、この背中の左側の膨らみをフラットに近い状態に改善することは出来ますが、1週間経つと元のように膨らんでしまいます。
何回か施術を重ねると腰は楽になり、起きているときは自由に動けるようになりました。
後は朝、起きるときに固まっていて動きだせないことを改善できれば、日常生活が快適になります。
週に1回の施術で12回目ぐらいには「小走りが出来た!」とご報告いただき、そしてついに今回、「今朝起きる時に腰が固まっていなくて、楽に起きた。」とご報告いただきました。
この日の背中は座った状態で左側が殆ど膨らんでおらず、側弯症があるとは思えない背中に変化していました。
ここまでの改善が起きるのに要したのは3ヶ月です。身体のターンオーバーは3ヶ月だと言われています。その為、どの症状の方にも基本的に「本格的に体を変化させたい時は週1回で3ヶ月、12回程度を目標に通院して下さい。」とお伝えしています。
そして、3ヶ月続けた方は症状だけでなく、身体全体の変化も感じるので「なんか今までと身体が違う✨」と喜ばれます。
この方の背中や腰も3ヶ月が経過した頃、「よくここまで変わったな~」としみじみ見つめてしまうほど変けしていました。
他の症状もお持ちでしたので、こちらの症状も並行して施術し、改善していきました。
腰だけでなく全身の様々な症状が改善していくのが鍼と全身の施術の良いところです😊