逆子はどれぐらい回転するの?

逆子の妊婦さんのお腹は硬く歪んでいることが多いです。逆子の鍼灸を受けた後に健診を受けると、医師がお腹が柔らかく変化しているのに驚きます。妊婦さんのお腹が丸く柔らかくなることは逆子が回りやすくなったという事です。

 

妊婦さんは動きすぎたり、仕事で疲れたりして、いつも間にか身体もお腹も硬くなっています。妊娠中はどんどん「血」の機能を消耗していくので、いつもと同じ生活をしていてもくたびれてしまうのです。

妊婦さんのお腹はよく表情を変えます。硬く歪んだお腹でも大丈夫。きちんと「丸く、柔らかいお腹」に戻すことが出来ます。

 

時々、逆子の妊婦さんに「鍼灸を受けるとどれぐらいの確率で逆子は回るの?」と聞かれます。回る確率を数字でお答えすることは出来ません。来院される妊婦さんは週数が違う、施術を受ける頻度が違う、リスクを抱えた方もいるなどがあり、一括りで比べることが出来ません。

しかし、多くの方の逆子は回っています。当院では36週で回った方もいますが、胎児が小さいうちの方が回りやすいので、早めに鍼灸の施術を受けた方が良いです。

週数 施術回数 結果 考察
32w 1回 軽いむくみ。大きなマイナートラブルはない。
35~37w 3回 × 切迫早産気味で張り止めを服用。身体を整えるとお腹が下がり気味。
34w 1回 横子。足が浮腫んでいる。
33~34w 3回 多少、足にむくみ。大きなマイナートラブルはない。
33~34w 2回 × 切迫気味、薬服用。胎児が育っていないので緊急入院、帝王切開。
29~35w 3回 施術間隔が2週間以上開いているのでお腹の変化が観察できない。
34w 2回 上の子が熱を出して、来院されず。結果は???
30w 1回 3人とも逆子で、3人とも鍼灸の後に無事に回転。自然分娩へ。
31w 1回 肩こり、腰の硬さあり。
33~35w ショート3回 × 途中で事情により帰省。お腹の歪みが改善しなかった。
33~34w 2回 お腹に少しの張り、それも改善した。
33w6days~35w6days 3回 × 赤ちゃんは右左と向きを変えるけど下は向かず…赤ちゃんが何回も回転するので鍼灸の効果は感じたとの事。
35w~36w6days 3回 37wに外回転術にて下向きに。なぜ逆子か分からないぐらいお腹が柔らかいので、たいてい回せるであろうと言われていた。
34w~35w5days 2回 胎児が小さめなので入院。経膣分娩できた。
34w