パニック障害

パニック障害と診断された方が来院されました。むくみ、ダルさ、しんどさが強くグッタリしていました。動けない、来院できないかもという状態だけど、何とか来れたとおっしゃっていました。

この方は電車に乗れない、人と会うのが嫌、パニック発作などの症状はないそうです。

 

身体の状態が良くないので丁寧に鍼をしていきました。2回目、3回目の鍼灸の施術後に身体は軽くなるけれど、大きな変化は見られませんでした。

4回目の鍼灸ではギュッと緊張していた身体がブワッと緩んで身体の歪みが表に出てきました。その歪みを整えていくと、血色がよくなり身体に大きな改善が起きました。この反応が出れば昇り調子になる筈です✨

 

身体に大きく改善してきたことや精神的な症状が感じられないことから、他の医療従事者にも相談した上で、「抗不安薬の服薬は本当に必要なのでしょうか?」と感じていた疑問を投げかけてみました。

結果、患者さまを迷わせてしまいました。すみません💧やっと薬が飲み慣れてきたところだそうです。

ご本人も元気になってきたと感じ、今は不安・悩みも解消されたなどを医師に伝え相談しました。それでも半年は薬を続けましょうというのが医師の判断でした。

 

鍼灸師が病院の治療に口を挟んで良いのかは難しい問題です。

しかし、多くの医師が鍼灸のように自己治癒力を上げて改善する治療は考慮していません。鍼灸は身体に優しく作用し、後々にもご自身にプラスになります。

鍼灸の良さを伝える意味でも感じた疑問は調べながらお伝えしていきたいと思います。

 

今、この方は順調で日常生活も問題ありません。

わたしには溜まった疲れがどんどん噴き出してきているように感じます。その頑張りに心から「お疲れ様」を言いたいです。