膝が痛い、正座後できない、しゃがめない
「膝が痛い、正座ができない、しゃがめない」といった症状の方(3名)を担当しました。
皆さま60代で、男性1人、女性が2人です。膝関節の変形度合いはそれぞれ違いましたが皆さんグレード3の進行期だと思います。外から見て2名は膝に激しい変形はなし、1名は変形が強くO脚気味です。
皆さん日常生活が大変そうですが進行期なので、膝の動きは回復するだろうと判断しました。私は皆さんに「膝の動きは戻るし、正座もできるようになると思います。」と伝えました。
通院は週1回、3か月間(回数で12~14回が目安)ワンクールをお願いしました。
今年はとても暑い夏でしたが、皆さん、汗をかきながら通院してくれました。
1番膝の変形が強い方は、「帰りは足取りが軽いけど、どこまで膝の状態が戻るか今は分からない。私にとっては鍼は投資で、投資の結果が望むものに届くか分からないけれど、このままの膝では生活は出来ないので通ってみる。」と仰っていました。
正直なお気持ちを話していただいたと思います。本当に改善するか不安ですよね💦
わたしも自分の言葉に責任を持ちたいのでがんばりました。3人ともしゃがめるようになり、正座もできるようになりました。
男性1名は週1ペースでは通院せず、ランダムな通院でしたが、それでも正座はできるようになりました。正座するとまだ膝に硬くて違和感がありますが「忙しくて毎週は来れないから」と自分のペースで今も来院されています。
膝の症状が目標に届きましたがいきなり通院を止めるわけではなく、2週間に1度、3週間に1度、1か月に1度…と回数を減らしていきます。変形性質関節症の場合は月1回のメンテナンスで大丈夫だったらとても優秀です✨
症状が良くなっても膝軟骨の変形が消失したわけではないので、膝の痛みがなくても時々はメンテナンスに来て頂いた方がよいでしょう。