膝が痛くて正座ができない

ご紹介でいらした方は、「膝が痛く、膝が曲がらない」という症状でした。膝の骨には変形はなく、長期にわたって半月板や靭帯に負担がかかり、そのため膝が曲がりにくく、痛みが出ていたそうです。

 

検査で骨や軟骨に変形がないことが分かっているため、この症状はきちんと改善し、元のように正座ができるようになるでしょう。一般的には、3か月間、週1回(約12回)の通院で改善すれば順調です。

 

ただ、この方は紹介で来院されたものの、鍼灸を積極的に受けたいという雰囲気ではなさそうでした。そのため、つい「イベントまでに正座ができるようになるという目標はいかがでしょうか?」と提案してしまいました。

 

イベントまで残りは2か月ほどです。

 

無謀な目標を伝えるのはプロらしくないですが、これくらいであれば通院を続けてくれるのではないかと思いました。

 

この方は年齢的に膝が自然に改善するのは難しく、今改善しなければ骨や軟骨が変形して「変形性膝関節症」に進行するのは明らかです。

 

今ここで膝をきちんと改善するかしないかで、将来の歩行や生活に大きな影響があります。そのため、どうしてもこの方の膝の機能を改善したいと思いました。

 

この方は週1回のペースで6回通院されました。6回目にはほぼ正座ができるようになりましたが、膝裏にはまだ少し突っ張りが残っていました。
7回目の予約は2週間後に設定しました。

 

幸い、2週間経っても膝の状態は良好で、7回目の鍼灸で自然に正座できるようになりました。改善のスピードはかなり早く、少し大変でしたが、イベントに間に合ったのでほっとしました。