関節ネズミによる膝ロックが改善したケース
鍼灸施術によって、症状の大きな変化がみられた症例です。変形性膝関節症があり、膝の痛みでお悩みの方が来院されました。
この方の膝には、軟骨や骨の一部が関節内に遊離している状態がみられました。このような状態は一般に「関節ネズミ(関節内遊離体)」と呼ばれます。
関節内の遊離体が関節に挟まることで、膝がロックされることがあります。ロックがかかると膝は全く動かなくなります。
この方の膝はロックがかかった時に動かそうとすると激痛が走るので、ロックが解けるまでひたすら横になっているそうです。
この方がベッドに上がろうとした際、「痛い…来てしまった」と仰り、膝の痛みで顔をしかめていました。ベッドに上がる動作で膝にロックがかかってしまったのです。
そのままベッドに横になっていただき、鍼施術を行う中で、膝のロックが徐々に解除されていきました。
普段の生活の中でロックがかかると自然に解除されるまでには時間がかかり、無理に動かそうとすると激痛が走りますが、今回は鍼施術後にロックが解除され、ご本人は「鍼はすごいですね」と驚かれていました。
その後も、継続して鍼灸施術を受けてくださいました。
ある時、お膝を見ると関節ネズミが膝蓋骨の横に付着し、膝蓋骨の一部となっているようにみえました。
膝蓋骨の横に硬い骨のようなものがポッコリと付着しているのに触ることができました。このころから、膝のロックが全くかからなくなり、正座もできるようになりました。
このことから、関節ネズミが膝蓋骨に付着し、関節空内を動き回らなくなり、ロック症状が起こらなくなったと考えられます。
この方は70代になった今も、膝の動きに問題なく元気に過ごしています。こんな変化が起こるなんて身体の力はすごいですね!
