コロナ後の間質性肺炎

コロナ感染後に何かしらの症状で悩んでいる方がそれなりの数いるのを感じています。この方はコロナ感染が改善したと思ったら、また呼吸が苦しくなり、病院へ行ったら肺が真っ白になっていて「間質性肺炎」で1ヶ月半入院しました。

 

当院には酸素ボンベを運びながら来院し、歩くのも辛そうでした。歩くのが辛い理由に、呼吸の苦しさや、入院で足腰が弱ってしまったことが挙げられます。全身の色は蒼白、これは呼吸疾患の特徴です。症状として腰痛、足のむくみもあります。

身体を動かすのが辛いので、一番楽な横向きで鍼をしていきました。コチコチだった腰や胸周りが柔らかくなっていくと、足も柔らかくなっていきました。足が柔らかくなったので、一晩寝ればむくみは流れると思います。施術の途中から多弁になり、呼吸も楽になってきた様子でした。

 

後日、連絡を頂き、脚が軽くなり、便通も良くなり、身体の調子が良くなるので嬉しいと、再予約をされました。

 

「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」が鍼灸が効果的であることは研究が証明されています。今回は「間質性肺炎」ですが、この疾患にも効果を感じた症例でした。