うつ病

ある方が鬱病で来院されました。この方は、身内の方から半ば強制的に2週間に1回、通院するように言われていました。

今はお元気になられ、時々、身体のメンテナンスに来院してくれています。

 

先日、この方とお話をしているとこんなことを仰っていました。夫婦喧嘩の話がきっかけで出て来た言葉なのですが…

 

「喧嘩という形でも自分の感情を表に出せるのは良いことだと僕は思います。

僕は真面目だったのかもしれない。頑張りすぎたのかもしれない。感情を吐き出していなかったのかもしれない。

なぜ、僕が鬱になったのか僕自身、今もいまいち分からないのだけど、鬱というのはやる気がない、だるい、眠れない、何をしても無気力で、感情が動かず、生きている感覚がない。

こんなにキツいことはなかった。

無意識でしていた我慢や真面目さがこんな症状を起こすのならば、喧嘩で感情を吐き出したりしている方が健全です。

鬱って、感情がなくなるって本当に辛いんです。僕はあんな苦しい思いを2度としたくない。」

 

実体験した鬱の辛さが伝わってくる言葉でした。

真面目すぎず
頑張りすぎず
感情を溜めすぎない

ということの大切さ。

 

この方が言うと真実味があり、沁みる言葉だったので、ここに書き留めました。

(とはいえ、夫婦喧嘩がよろしいわけではないですね💧この問題はこの問題で考えさせられます…😞)