手術後の癒着

手術を受けると、身体の一部(病巣)を取り除くことで身体感覚に変化が起こります。また、手術によって切られた筋肉は硬くなり、皮膚が引っ張られ、癒着を生みます。

手術後はこのような身体の変化により、冷え、汗が出ない、多汗、めまい、肩こり、動悸、食欲不振など…経験のない体調不良に悩まされることがあります。

 

鍼灸は手術後や癒着がある方によく利用されます。鍼灸は癒着を柔らかくしたり、自律神経系の症状を整える働きがあるからです。鍼灸は癒着による腫れや硬さを緩和し、手術痕を柔らかくしながら体調を整えていきます。

 

体調がよくなると日々の暮らしが楽になり、皆さん喜んでいます。癒着の大きさなどで経過は違いますが、体調は徐々に向上していきます。

お元気になったお顔を見ると、私もホッとします。