転落による首肩の痛み

普段は首肩こりで来院される方が、脚立から転落して首肩に激しい痛みを起こしました。落ちた時はあまりの痛みにピクリとも動けず、しばらくそのままの状態でいたそうです。

 

レントゲンを撮り、骨に異常はなし。痛みと打撲ならば鍼灸の得意とするところだと「鍼の出番だ!」と気合を入れたけれど話はそれで終わらず…

「こんな状態だから、しばらく整形外科に通うね。鍼はお休みする。」と言われました。

ガーン❗️となりながらも「この症状は鍼灸の適応ですよ。」と説明しましたが来院はありませんでした。

 

そして、8ヶ月が経過した頃、「整形外科は痛み止めと、運動するようにと指導をするだけ何もしてくれない。ずっと痛いままだ。こういった症状は鍼しかない。」と来院されました。

長いこと痛みが続いて、あまり動かなかなったのでしょう。全身の筋肉が細くなっていました。仰向けの姿勢がひどく歪んでいました。右足は短くなっていました。

身体にはさまざまな反応が出ていましたが、首を緩め、全身が整うと、自然な姿で仰向けになれるようになりました。足の長さの差も1センチになりました。

 

「すごく楽になった!ありがとう!」と笑顔で帰られました。このまま続けて鍼灸を受けることで体調は確実に良くなります。痛みがなくなったら以前のように動いて、少しずつ筋力を取り戻せると良いですね。

 

鍼灸は整形外科に通うような疾患にほぼ適応しています。痛み止めでは改善しない時は是非鍼灸を利用して下さい。