内科、コロナ後の症状

 

帯状疱疹

帯状疱疹は抗ウイルス薬の服用が大切です。皮膚科、内科ですぐに処方されますのできちんと服薬しましょう。

しかし、服薬だけで治りにくい帯状疱疹があります。帯状疱疹になるのは身体の抵抗力が弱っているためで、この身体の抵抗力を取り戻すのが鍼灸です。帯状疱疹の治りが遅い、服薬しても痛みが治まらない、そんなときは鍼灸を利用して、素早く帯状疱疹を改善しましょう。

帯状疱疹は後遺症が怖い疾患です。症状が長引かないように一手打ちましょう。

 

膀胱炎

産後、病後、手術後、更年期などに起こりやすい膀胱炎ですが多くは服薬で治します。当院には、服薬しても膀胱炎を繰り返す方、菌がいない膀胱炎、過活動膀胱の方が来院されています。

鍼灸は腎・膀胱の機能を高める、膀胱炎を起こす菌に負けない身体づくりをお手伝いしています。

膀胱炎が起きている身体は冷えて、水の代謝が悪く、菌に対する抵抗力が低いのがうかがえます。鍼灸の後は残尿感が消えたり、トイレに行くとしっかりと尿が出て気持ちが良いなどの変化を感じることが出来ます。

 

鬱は一見して分からないこともありますが、鬱の方の落ち込み、苦しみ、悲しみは深刻です。鬱の方は頭が熱を持っている、全身が冷えてむくんでいる、胃腸の調子が著しく停滞している…など身体にいろいろな症状が出て来ます。

鍼灸はこれらの身体に出ている反応を和らげ、身体の自然な状態を取り戻していきます。

鍼灸は通常の生活を送れるような身体に導いていきます。また、鍼灸は鬱の薬を減薬する時にも利用されています。

 

自律神経失調症、起立調節障害

自律神経の乱れは、多汗、動悸、不眠、頭痛、めまい、のぼせ、情緒の不安、イライラなど様々な症状を起こします。この症状の方は皮膚に緊張があり、浅くて優しい鍼をします。

起立調節障害は自律神経失調症の一種で、中学生前後の思春期の時期に好発します。こちらも自律神経失調症と同様の浅く優しい鍼で施術します。

施術を重ねていく中で皮膚の緊張が和らぎ、体調が整っていきます。

 

病後の体調不良・手術後の癒着

病後、手術後は体調が悪く、手術痕の引き攣れ、胃腸障害、凝り、膀胱炎、食欲不振、不眠などの症状で悩み、どのように体調を取り戻し、日常生活を取したらいいのかと悩む方が多くいらっしゃいます。

鍼灸は病後、手術後の身体を労い、身体の力を取り戻すお手伝いをします。

手術痕に癒着がある時はお灸使い、癒着による手術痕の痛み、引き攣れを和らげます。

鍼灸を受けると身体が自然と動くようになっていくので、気が付くとと日常を取り戻せていることがあります。

 

コロナ後遺症

「コロナが抜けきらない」と仰る方で、後遺症外来を受診するまで至っていないが、風邪症状や倦怠感が抜けきらない方はすべて改善しました。

コロナ後遺症と診断が付き、鍼灸に来られた方は、今も鍼を受けながら生活を送っています。「コロナ後遺症に関する鍼灸」の情報が少ないので、勉強会に出てデータを集めています。

コロナ後遺症で来院される方は、鍼灸の後は1~2日間は体調が良いなどそれぞれの理由があって鍼灸を受けています。時間の経過とともに改善している方もいます。

COPD、慢性閉塞性肺疾患

COPD、慢性閉塞性肺疾患の労作時に鍼灸が有効なことが証明されました。素晴らしいですね。当院はCOPD改善に貢献できる鍼灸の治療技術を持っております。お困りの方はご相談下さい。

■参考資料として

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の労作時に鍼灸治療が有効

慢性閉塞性肺疾患の労作時呼吸困難に対する鍼治療の応用