坐骨神経痛と鍼灸
坐骨神経痛でお悩みのご婦人が来院されました。老老介護をされており、パートナーの体調が落ち着いて、ようやくお時間ができたとのことでした。本当に大変な状況だったと思います。
骨盤のバランスに左右差があり、左脚が短くみえる状態でした。左目の充血や右肩の痛みなど、いくつかの症状がみられましたが、週1回・計6回の通院で徐々に改善していきました。
「8月は暑さが厳しいので、その前に落ち着いてよかったです」とお話しされていました。
脚の左右差を調整し、骨盤周囲の筋緊張を整えていくことで、痛みが軽減していきました。下肢の血流も改善し、皮膚の色つやがよくなってくる頃には、痛みもほぼ落ち着いていました。
坐骨神経は体の深部を走行する神経です。鍼は深部の筋肉や神経の周囲組織にアプローチできるため、坐骨神経痛の症状緩和に役立つことがあります。
症状の原因はお一人おひとり異なり、改善までの期間にも個人差があります。痛み止めだけに頼るのではなく、体全体のバランスを整える方法として、鍼灸を選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
痛みを抑えるだけでなく、坐骨神経痛が起こりにくい身体づくりを目指すことも大切です。
