遅発性ジスキネジア

遅発性ジスキネジアになり、3年が経過した方が来院されました。

遅発性ジスキネジアは、自分の意思とは関係なく筋肉が動き出す症状で、この方は顔が歪み、口や舌が勝手に動いています。筋肉がうねうねと動いている時は途轍もなく不快に感じ、筋肉の動きが大きくなると痛みになるそうです。

この症状は抗精神薬の副作用だそうです。

 

顔のうねった動きは鍼灸の施術すると緩和し、筋肉が勝手に動き出すことが減ったそうですが、動きが無くなったわけではありません。

 

向精神薬はよく処方される薬ですが、副作用の問題も抱えています。薬はただ漫然と飲み続けるのではなく、医師と相談しながら効果と副作用のバランスをみて使う必要があることを改めて感じました。

遅発性ジスキネジアはどこまで症状緩和ができるか分かりませんが、出来るだけ良い結果が得られるように努力します。