ええんじゃないか祭~川崎市の福祉祭り~
毎年、川崎市の福祉施設が集まって開催する「ええんじゃないか祭」に参加しています。
精神疾患、アルコール依存、薬物依存、知的障害などの方々が利用している施設が協力し合ってお祭りを開催します。
「ええんじゃないか祭」はエイサー(沖縄の踊り)で始まります。このエイサーを見ると、なぜか目頭が熱くなります。
とても上手なエイサーというわけではないのに、なぜか心を打たれてしまいます。なぜでしょうか。
このエイサーを演舞しているのは、かつて薬物依存に苦しんだ経験を持つ方々です。人生のどん底から這い上がってきた人の底力を感じるからこそ、目頭が熱くなるのかもしれません。
施設の職員の方が、「私も昔、薬で体も人生もボロボロでした」と、明るく話しながら施設の説明をしてくれました。暗い過去があるようには見えない、とても明るい方でした。
どのような困難を抱えているのかは分かりませんが、「今年はコスプレに挑戦してみました」と今できることを精一杯取り組んでいる自分を職員の方に嬉しそうに報告している姿も印象的でした。
薬やアルコールへの依存、生まれつきの障害など、さまざまな背景を持つ人たちが、ありのままの自分を受け入れ、そこからどう変化していくかを支援する仕組みが、ここにはあります。
人が人を支えることで、良い方向に変わることができ、人生は好転する。そんなことを、このお祭りを通して感じました。
「ええんじゃないか祭」という名前には、ありのままの自分で「ええじゃないか」という意味が込められているのかもしれません。
うちの子どもも、ステージで歌と踊りを披露していました。物怖じすることなく、楽しそうに歌って踊る姿に、思わずこちらまで笑顔になりました。
