女性の体とかかわりの深い血(けつ)

東洋医学では血を「血(けつ)」と読みます。女性と血の関わりは深く、血の機能が女性の体の変化を支えています。

女性は、初潮を迎えてから毎月、経血を流します。妊娠中は血から胎盤を作り、多くの血を胎盤に送り込みます。出産などで多くの血を消耗し、血から母乳を作り出します。

女性は人生の中で血を消耗するようなイベントが多くある為、「血虚(けっきょ)」(血が虚している、血の働きが低下している状態)になる傾向があります。血の働きが不足すると、顔色が青白くなったり、手足の冷え、抜け毛、めまい、不眠、疲れやすい、痔、イライラ、眠い、立ち上がりにふらつく、などの症状が起きます。女性の方は、この中の症状のひとつぐらい当てはまらないでしょうか?

血が不足しやすい女性は「血を補う」ように心がけて生活すると良いと思います。腗胃虚弱(胃腸虚弱)のかたは、食物から血を生成する力が不足するために血虚が起こりやすいです。胃腸の働きが弱いため、消化のよい食材を好み、肉や魚などの血を作り出す食材の接種が不足しがちになる方もいますが、これは血虚症状を進ませます。食事に関しては様々な考えがありますが、体の血肉になるものはしっかりと食べたほうが強い体を作ると感じています。手っ取り早く体に血を取り入れる方法としては「臓をもって臓を補う」という方法で、レバーなどの臓器を食することがあげられます。

血を補う食材として、肉類(レバー、牛肉の赤身、鶏肉など)、魚、アサリ、ほうれん草、小松菜、ヒジキ、黒ゴマ、黒豆、黒砂糖、キクラゲ、クコの実など、「補血」の作用がある食べ物を適度に食生活に取り入れましょう。

甘いもの、糖分や果物は控えめにしましょう。(脾胃を傷めます)

今は湿気が多い時期なので、湿気に弱い脾胃の機能が低下します。そんな時期は生理不順になったり、立ちくらみ、夏バテなどの症状が起こることも。

女性は、血虚になりやすいということを知り、常に血を補うような生活を心がけると良いでしょう。