腕が動かない、腕の麻痺

腕・肩に力が入らない、自分の力では腕が上がらないなど、腕の麻痺が突然起こる事があります。末梢性神経麻痺の場合は鍼灸治療の適応です。

末梢性神経麻痺で原因がはっきりとしない方や、頸椎の変形が神経根を圧迫して麻痺が起きている方が来院されています。

麻痺は、時間がたつと麻痺がある筋肉が痩せてきます(筋萎縮)。筋萎縮が起こると治癒が遅くなるので、早めの鍼灸治療をお勧めします。病院のリハビリと鍼灸治療を併用し、より早く麻痺を改善させましょう。

腕の麻痺の回復を、現在、出来なくて困っている動きで観察します。例えば、「ジョッキを持つ動き」で麻痺の回復をはかります。

①ジョッキの持ち手が握れるようになった
②ジョッキの持ち手を握り、テーブルからかジョッキの底を浮かせられるようになった
③ジョッキの持ち、肘を曲げられるようになった
④肘は曲がるがジョッキを口元まで運べず、口をジョッキに近づけて飲んでいる
⑤ジョッキを自力で口元まで運べるようになった

コップよりも重さのあるジョッキを使うことで、麻痺の改善が分かりやすく観察できました。

患者さまにとって、日常動作で出来なくて困っている事を教えてもらい、その動作がどのように改善されていくかを観察していきます。

腕が動かない・力が入らないないという麻痺症状は患者さんをひどく不安にさせますが、治療を重ねるとだんだん腕に力が入るようになり、症状が緩和することが多い症状です。