ALS・筋萎縮性側索硬化症

難しい病気と向き合っている方が鍼灸治療を選択されることがあります。以前、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の方が来院されていました。

体の様々な箇所の筋肉が少しずつ萎縮していく病気です。萎縮したところは機能を失っていくので、呼吸筋が萎縮してしまうと呼吸することも難しくなります。症状が進むと人工呼吸器が必要となります。体の機能が低下して徐々に動けなくなっていく残酷な病気です。

あるALSの方が、鍼灸治療してから歩きながらお話しできるようになったり、湯船につかった時にお湯の水圧を軽く感たりと改善が見られるので積極的に鍼灸治療を受けていきたいと来院されていました。

難病ですので鍼灸治療をしたからといって病気が治るということはいえませんが、自分でいつもより高く足があげられるから、生活が楽になると喜ばれていました。

この方は人工呼吸器を装着した後でも来院され鍼灸治療を受けていました。それでも、少しずつ弱っていく方を見るのは辛いもので、ご家族の方はもっともっとご心痛があるのでしょう。

通院が難しくなり来院されなくなり、その後、私自身も移転してしまいましたが、時々どうされているかと思い出します。