リウマチのようなこわばり

朝のこわばり、指や肘、膝の関節にこわばりが出るという症状でお悩みの方が来院されました。

こわばりは動いていると徐々に和らいでいきますが、調子が悪い日はこわばったままで階段の昇降が困難になります。

検査でリウマチ、膠原病は陰性、他の病気も見つかりませんでした。

 

患者さまはこわばりに苦しみ、「病名さえ分かれば」とよく仰っていました。

患者さまの頭の中に「病名がわかる=治療方法が見つかる=こわばりからの解放」といった図式が、頭に浮かんでは消え、消えては浮かんでいる様子でした。

 

しかし、病名がハッキリすることと治療法が見つかることはイコールではありません。むしろ、リウマチや膠原病でないのは朗報です。

辛い症状ですが「病気ではないんだ」と自信を持って、鍼灸で症状を和らげていきましょう。

 

この方は徐々に関節の動きが良くなり、こわばる時間が減り、日常生活は問題なく送れるようになりました。

元気になってくるとパートで働き始め、ゴルフを始めました。

こわばりが全く出なくなった訳ではありませんが、鍼灸を利用して調子良く過ごしています。